伊東静雄

 やっぱりいいんですけど。いろいろいいけど

ただ壮大なものが徐かに傾いて 砂が足に痛かった 夏の終り

おれの洋服の紺色も焼けた 永い永い夏…永く我慢をした…

すべてのものは吾にむかひて死ねという 水中花

ひと知れぬ泉をすぎ非時の木の実熟るる…わが痛き夢 曠野の歌

泥海ふかく溺れた児らは

透明に 透明に無数なしゃっぱに化身をした 有明海の思ひ出

遠くモロツカのニュウギニアの なほ遥かなる

彼方の空より来りしもの いまこの国に至り着きし最初の 燕

ふざけた引用だけれど何度読んでも暗記できず、こんな風に思っている。

夏、海、調子の高いもの、疲れてんなーというものが好きだ。13日

 

 いまこの国に至り着きし最初の アマサギ

バイト帰りに通る田んぼで、トラクターのおじさんを5羽で囲っていた。近所で、近く

で見たことなかったので嬉しい。 14日

                

 さわやかないい天気。どこかに連れて行ってくれると言うので、大急ぎで調べて、

行ったことのない島に行く。行ってみれば神社しかないのだが、しまなみ海道を通るの

は楽しい。美しい砂浜でお弁当を食べて帰る。一日楽しく話をした。たまにこんなこと

ができればいい、いつもできた昔と全てが変わってしまったのだから。15日

 

 煙草をやめてそろそろ1年経つ。ゴールデンバットがきつくなっていたから自然に

やめたが、経済のためお酒を選んだための禁煙なので、吸える日が来ることを楽しみ

にしている。のでよく夢を見る。ピースをおいしいなあと吸うのである。

 

 猫がミャミャミャと変な声で鳴いている。よその猫が来ているようだ。気弱に、出て

行けと言っているようでおかしい。庭に出るとハーブの花が盛り。16日

 

 いい天気、母にも手伝わせて教室までに全部解けた。17日

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