2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

おばさん日記

久佐賀先生の手紙に飽きてしまったので見直すのを後回しにして遊んでいる。 毎日ロケットニュースのファストフードレポートを読んで背徳飯への渇望を発散させ ている。明日はセブンイレブンの麻婆炒飯買いに行くかとか、来週はかつや行くぞー! などと考える…

食事に加えて欲望制限

21日 朝 納豆 キャベツ味噌汁 弁当 昨日に同 私はできる限りの背徳飯(市販の味つけ高菜と明太子のTKG) 夜 麻婆白菜にキムチと葱と豆腐入れてチゲ風に変更 20日 うわー!!ロケットニュース情報、廃棄宝石のサブスク!!月1100円!とはいえ毎月 引き落…

横山源之助(天涯茫々生)の手紙

明治29年2月29日 本日は非常に長座して失礼とはこのことです。どうやら貴方の人体(人柄)も朦朧の 中にある心地がいたします。同病相憐れむせいか、別れてから本日は一日小生の頭脳に 貴方を浮かばせておりました。ご婦人の身なのにさぞかしいろいろご心配…

齋藤緑雨の手紙

明治29年1月8日 私は申すまでもなくあなたに所縁(ゆえん)があるものではなく、ただ我が文学界 のためにあなたに告げ参らせたいと思うことが二つ三つあります。手紙にするか話す か、ただし私には一つ癖があり、私からあなたを訪ねることを好みません。聞き…

泉鏡太郎からの手紙

明治25年 拝啓 特にご婦人という心にては書きにくく候まま、これは男の友達並みに書いたる手紙に ござ候そのおつもりでご覧くださるべく。昨日桐生(悠々)に会い候、ついでに何の気 なしにあのこと話し候ところ、始めのうちは変な顔をいたしおり候ところ、…

戸川秋骨の手紙

明治27年12月20日 「大つごもり」の原稿受納 いつもながらおもしろく拝読いたしました。編集小僧の悲しさ、すぐに何字何行と 数えて印刷の方へ送りました。お笑いまで、お礼をかねて。 草々 十九日夜 明治28年11月 今月はいよいよ拝見できることが何より嬉し…

平田禿木の手紙 三

京に上ってから早一月ばかりが夢の間に過ぎました。例の忙しい身となってどこへも ご無沙汰ばかりしていることをお許しください。評判(批評)の役を半分ばかり人に 譲ったので新しいもの見ず、とかく世間に遠ざかってしまいました。「雨の夜」という 優しい…

平田禿木の手紙 二

「暗夜」の続稿ぜひともお願いしたく、二十一日までに星野氏方へお届け下さい。 本月は私も何か出しますのでお見捨てくださいませんよう。お約束の(西)鶴全集を 近いうちに持参しますのでその折にいろいろお話ししたいと思います。まずは右くれぐ れもお願…

湿疹が治らぬわけ

11日 先日ロケットニュースに出ていたツナを作ってみた。まぐろの切り落としというか、 血合い部分がどーんと200円で売っていたのでさっそく試そうと買ってきたのだった。 ローリエがないので最後の虎の子のブーケガルニ小袋を使った。血合いが多いので少…

平田禿木の手紙 一

明治26年3月21日 今日はからずもお伺いしてあなたの風流に少し接することができましたことを深く お礼申し上げます。お作の「暁月夜」を店頭にて一冊求め、ただいま燈下で拝読し、 一重様のお心をとても哀れに思いました。つれなく見えた有明の月の形見を空…

伊東夏子との文 二

明治26年4月5日 過日は雨の中お邪魔して、お脳を長い間拝借いたしましたことありがたく、厚く厚く 御礼申し上げます。おかげさまで間に合いましたことありがたく、これまた御礼申し上 げます。とみれは(讃美歌の訳を一葉が手伝い「と見れば隔つる死出の流れ…

伊東夏子との文

明治23年1月12日(伊東夏子宛) 新玉の年の初めの御寿、言い古されたことではありますが、いつもいつもこの上ない 御ことでございます。さて今度のお稽古始めには、誰はおいてもお前様は必ずお出での ことと思っておりましたのにお前様のみか、みの子の君も…

堂々巡り

オナガガモの湖 おもしろかった孤蝶の手紙が終わった。一葉の返事、だけでなく日記の断片も失われ たものが多く大変残念。 マイナスの世界に慣れたとはいえプラスの世界になったら全然あったかーい!!松山 では椿祭りが終わると春が来ると言い、経験上大体…

おばさんの日々

神々しい感じだった瞬間。撮るのがちょっと遅れた。 寒い寒い。黒っぽいのは残念ながら黒鳥ではなく若者。 炊き込みご飯をずっと作りたいのだが、お弁当のため朝白米を炊くばかり。休みの昼 は外食や麺類にするのでなかなかできない。中華おこわ風、舞茸ご飯…

孤蝶の手紙 四 と最後の返事

文体が統一されていないが、何となく候文の時は敬語にして、そうでないときはでき るだけそのまま訳している。 先日は長々とご親切なお手紙をありがとう、その後はますますご清栄なことだと存じ る、秋骨が度々伺ってお邪魔をするとのこと、当人も夜分などは…

孤蝶の手紙 三

女史の筆はますます健やかなことでしょう。当地の寒気は恐れるに足らず、湖山の雪 景色はすこぶるおもしろいです。別れてからまだ二十五日ほどなのにもう一年もお姿に 接していないような心地がするのもおかしいです。六日の夜の会合はすこぶるおもしろ かっ…

孤蝶の手紙とその返事

(手紙を)書いていないことほとんど一月あまりになると思われ、またまた君に恨ま れることが怖いので、趣は乾き情も枯れた脳裏から自分にもよくわからないことをひね り出して書き続け、まずご無沙汰の照れ隠しとでもいたしましょう。その後は日曜、休 日ご…

馬場孤蝶に出した手紙とその返事

お忙しくしていらっしゃるのでしょうか絶えてお便りをいただけず、その地では悪い病 いが流行っているとかねがね伺っているので心配に耐えかねています。時々文学界の 方々のお出でもありますが、人様のお顔さえ見れば馬場様馬場様とお噂申し出すことが 少し…