怠け呆けつつ体掻きつつブロンテ関係読み直し、更に入手して人嫌いに磨きをかけて
いる中、アマゾンで買い物中うっかりプライム会員お試しボタンを押してしまったの
で、それなら映画鑑賞だ!利用させていただいています。
観たいものがなかったり有料だったのは、パゾリーニ、ヘルツォーク監督もの。
フォースターやジェーン・オースティン原作ものも人気があるので無料ではなく、唯一
「説き伏せられて」があったので観て満足。
そして満を持しての(?)ウエストサイドストーリー!2年ぶりに観る新作の方は
もう感動ないかもと危惧していたが、やっぱよかった。ついでに旧作も検証した。昔は
テレビでよくやっていたのであまりに観過ぎて、そして相当幼稚で無粋な私は、子供
向けのサウンドオブミュージックは抵抗なく観ても、ウエストサイドは恋愛ものだし
何かと踊り出してばかりでうざったく、歌ってる場合じゃないだろという局面で歌い
出して引くわー(それがミュージカル)という感想しかなかった。トニーはおじさんだ
し…。だったが歳をとるとは有り難いことで、トニーが愛くるしく見えるようになり、
恋愛弱者の恨みは持ちつつも実感がなくなった今、純愛を素直に受け付けられるように
なった…?かどうかはともかく旧作の素晴らしさがわかったのは、音楽や踊りに見どこ
ろを見出すことができるようになったからかな。内容も陳腐なだけではなく、新作に
劣らず問題提起もあるかなと思えるところもあり、でもアニタの苦しみを理解しないで
いい気なマリアだななどは共通。だからそれがミュージカルなのだって!
翌日はクラシック映画はたいてい観て(といっても父が名作劇場でベータ(!)に録画
したもののみだから、父のひどい偏見による縛りもある)映画俳優図録や批評の本も
読み倒していたのに全く知らなかった「山河遥かなり」を鑑賞。お涙頂戴が大好きな私
なので満足。続いて「グリーンブック」。家人は観たというのだが私は全く記憶なし。
選択するのはほぼ私だし、借りたとしたもBSかなんかだったとしても映画公開より2年
は後、って4年以内のことが思い出せないって怖い…。クソ公僕の下で激務させられたり
無視され続けた期間だったので現実逃避も甚だしかったということでしょう。
買ってしまった「キクとイサム」は買った値段よりアマゾンの方が高かったので心
より喜ぶ。三千円近く出したほどにはよくなくて無念であったので。高校生の頃一緒に
観た警察日記(BS録画できた)の方がずっとよかった。
今日はそれこそ購入するつもりだった「イングランドイズマイン」思いがけず映画に
なっていたエミリ・ディキンソンの「静かなる情熱」を鑑賞予定。