織り初めをやっとした。正月忙しかったわけではなくて、年末に借りたエストニアの
編み物の本が大変おもしろくて、つい手を出してしまったからなのだった。
三線の弾き初めもした。かの地では皆が切磋琢磨しているが、あてどなく一人ぼつぼつ
続けている。
鹿児島で得て、失ったもの。大島紬に奄美の島唄。何もない人生に初めて訪れた充実
した日々だった。鹿児島人、特に島人はよくしてくれたし、本当に気の合う友達もでき
たが、離れたら本来のどこ行っても無能なよそ者、に戻った。向こうの人は排他的で
なかったし、短い時間でぼろが出なかったというだけなのだけど。
初夢は、やめてから一度も夢になど見なかった職場で、また織る段取りをしていた。
せっかく得た技術だが、離れた地では何かあった時対処できないのと、本音は織り始め
たら他に何もできなくなるからやめた。あの3年本をほとんど読まなかったのだった。
時間がない上に目がものすごく疲れたから、さらに読めなくなることが怖かったのだ。
最後の一つは休肝日初め、去年10月より月一度がんばっている。なんじゃそれ。