スズランの香り

　世の、庭のナニワイバラが満開

　スズランが筍状に出つつ咲き始めたので、

びっくりした。こういうものなのだそう。今年はよく咲いて、さわやかないい香り。

昔井田ラボラトリーズがリリーオブザバレーというコロンを出していてかなりいい線

いっていて愛用していたがなくなってしまった。スミレの香りと同様いいものがない。

ディオールののリリーはよいらしいが（ディオリッシモもスズランの香りとのことだ

が、なんかきつい）廃盤なので手に入らない。たいていのスズラン香水がキンチョール

の香りなのはどうしてなのか？ジャスミンはバスクリン、キンモクセイはサワデー…

なんて昭和人。最近発表された人気ブランドの香水もジャスミンとのことで、鼻鈍感な

家人でさえ「…お風呂上りみたい？」と言うのだ。昔の粗雑な香料にくらべ洗練されて

いるはずの現代に変化が見られないのは不思議だ。

　最後のお花見に行く。

　前夜の風で無残だが美しい

　藍の状態がよく、4回でこの色になるのは

初めてだそうだ。7回染めても水色だったりすることもあるとか。ラッキーでした。

しかし扱いが下手でかせがおかしくなっている。今日の教室は直しだ…。

　糸をくれた先輩が初めて作っ

た絣は鳥獣戯画だそうで、それらしき柄が…。熊とザムザみたいな虫に見えるのは、

幅が合わないせいで、先輩のせいではありません。