一日-4℃だった夕暮れの月 時は5月10日の夜、月は山の端にかかり、池では蛙の声がしきりに聞こえる。燈火 が風に揺れてまたたく所に坐っているのは紅顔の美少年馬場孤蝶君、以前高知の名物と 讃えられた馬場辰猪の気概を受け継ぎつつ、兄とは違う文学の…
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