機を譲っていただいた際糸を大量につけてくれたので、いろんなことして遊んでいる。
無謀にも太糸と細糸を半々に織ってすぐに立ち行かなくなり、
青やたら縞時代
赤太縞時代を経て玉虫色時代が始まる。
麻のような若草色の糸がたくさんあるので、まとまった布にするべく一色をひたすら
織る。古い経糸が織る内にだまになり、絡まり、切れるのをなだめながらなので進まな
い。間のベージュが杢になっていい感じだが、これも時代を経てくっついてしまい巻く
のが一苦労。猫も通る。でも絹だし、織ると風合いがよいのでぼつぼつ巻く。
さらには白綿を糸に紡ぎ、種だけ取ってある茶綿を梳かねばならず、目も膝も手先も
きかない年になってこんなに忙しくなるとは…
本読んで暇をつぶすしかなかった、孤独で元気な若い頃の時間が惜しまれるのでした。