秋の日

 

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 銀杏拾いに近所の紅葉どころへ。メタセコイヤが色づく前にカエデ類が落ちかけて

しまい、初めて見た時の美しさが忘れられない私には残念な景色。鴨も少ない。銀杏も

少なかった。銀杏の実には双子ちゃんが多い(基本双子?)ことを初めて知った。 

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 心身調子悪く機織りせずにごろごろ読書している。とはいえこれもまた忙し。

小谷野敦川端康成谷崎潤一郎がおもしろかったので、刺青久しぶりに読む。

小谷野敦もてない男に共感して以来、生きてる人で必ず読むのはこの人と上原善広

と、都築響一のおもしろ本くらい。といいつつ田舎にいたので図書館が貧しく、今ごろ

借りて読んでいる。里見弴は母に任せて微苦笑の人と文学賞の光と影を読む。華やかな

孤独(尾形明子)林芙美子の失恋人生に涙したり、蒲田耕二シャンソン100読みつ

つ、CD引っ張り出して聞く。中村稔の樋口一葉考読んで、書き写したままの一葉日記

を出してきてそのままになっている。

 北条民雄全集たったの二巻をやっと読了したので上林暁全集再読したいし、父が買っ

て一度も開いていない中西悟堂全集、知里真志保全集、バルザック全集、歌舞伎評判集

成、モーツァルトゴッホの書簡全集などの見栄コレクションなども(これ↑は本当に

なんで買ったかわからぬ)興味はあるが読めずに終わるだろう。父の無駄遣いの遺産を

見るたび忌々しい。