生まれて初めて自分でもらったサイン。しかも二つ続けて。中学生の時友達に連れら
れて行ったところにユリ・ゲラーがいて(船橋なんだけど本物だったのか?)テレビは
アニメと大草原の小さな家以外観ない私は何もわからないままに、買ったばかりの紙袋
(とか便せん封筒とか今だに紙コレクター)にサインしてもらって以来である。浜野
佐知監督のは直接、中島清彦先生のは直弟子の友達から。俗っぽいけど、尊敬する人の
証をいただくのは、なんだか嬉しい。
あらち給れ 今日ぬ誇らしゃや 何時までぃん
今日のよろこびがいつまでもありますように 練習しよ…
ボンボンと入れ違うようにやってきたカタキ。去勢したらしゅーんとなるよと先生は
言ったが、あまり変わらぬ。時々家で寝たり、いつまでも撫でられたりもするが、餌が
出るまで。どこで寝てるのか朝露に濡れてやって来て、憎い顔でシャーッ「メシ出せ」
のごあいさつも、しっぽ巻いて寝るのも哀れに思われる野良育ちである。子飼いだった
ボンを思うと情けなくなるが、これが猫なのね。
伊方の海と空。窓に映る風車がシュールで悦に入っている。 下にはヘリポートがあっ
て、これまた田舎ではシュールな景色なのだが美しい秋の日だった。