樋口一葉

随筆

ホトトギス鳴く5月の初め、菖蒲の根のように長い付き合いの友同士が集まって小田 原評定(重臣会議)をした。この頃の新聞で、埼玉県大宮の公園をおもしろいところ、 趣があるところ、しゃれたところ、風流で雅なところだと記者様がむやみにお褒めに なって…

みづの上日記

寒さが多少緩み、雪も降らなくなって油断していたら寒波である。雪国って本当に 無駄しかない。不毛な雪かき、灯油代(節約すれば一部屋にいる以外何もできない) タイヤ代、交換代(ホイールを軽んじて見た目はともかく、なしの中古で済ませていた ら素人で…

みづの上日記

23日 昼過ぎ、樋口勘次郎さんが約束通り来た。背が低く、色が黒く、小太りして品がなか った。それほど話すこともなく、ただ大まかに頼まれた。「まず手始めに『桃太郎』、 『猿蟹合戦』などの昔話から着手してほしいと」と巌谷小波氏が書いた昔話をいくつ…

みづの上日記

6月9日、正太夫が夜に入ってから来た。幸田さんのことなどについていろいろ話が あり、去年の著作『覿面』のことなども語った。「妻を持たない主義で長年過ごして きた自分なのでいまさら妻や家が欲しいなどと軽々しくは言えないが、持つように決ま ってい…

多少の成長はまだできることがわかり嬉しい52歳

ストレス解消につまらないことをぼやいています。訳文とともに自己満足のため悪しからず。

斎藤緑雨の語り

屋根の雪が落ち積もってえらいことに。もー今年は絶対脱出だ。せっかく南下して いたのにこんなところに来てしまうとは…。南海トラフと富士山爆発を避けるとすると やはり聖地杵築市かしら。国東半島は一回しか行かないがのどかだったし、臼杵も山桜 が素晴…

みづの上日記

私の友が届いた。小学生の時は「すばらしい世界旅行」「兼高かおる世界の旅」 (今調べるまで混同してた)が大好きで、高校になって本多勝一と西丸震也の紀行文を 愛読、パプアニューギニア人は心の友だった。かなり後に諸星大二郎のマッドメンを 知ったとき…

みづの上日記

難なし美本とあったので大枚はたいた樋口一葉全集、これは悲しい。買わなくても いいものを4年の社畜、ではなく公畜の屈辱の代償としてつい買ったのだが…。書き込み にイラッとなるので返品したいくらいだがもう買えないし、見栄っ張りなので値下げ 要求は躊…

みずのうへ

岩美町へ尾崎翠ツアーに行ったのは6年前、鳥取はとても美しかった。けど雪降る。 今思えばこれが役場との関係の始まりだったか…。何やら事業補助金の安いツアー (覚えていないが.現地集合でタダだったかも)のお世話になり、翌年地域おこし協力隊 になって…

水の上日記

遅まきながらクレイジーホースの一枚目を手に入れて私の元唄コレクションはやっと 終わりかな…。これはロッドスチュワート経由。ロッド先生は元気だが、亡くなった方 や予備軍のフォローが多いので、とうとうインスタに補聴器の広告が入ってきた。 セミリタ…