天国に行ってきました
そこは小さな町で
ルビーの光に照らされ
綿毛に覆われていました
朝露に満たされた野原よりも静かで
絵のような美しさ
誰にも描くことのできない __
人はレースで形取られた蛾のようで
蜘蛛の糸で仕事をし
羽毛のような名前を持ち __
こんなおもしろいところなら
まあいいじゃないかと思いました 374
私は死のために止まることができないので
死が親切に私のために止まってくれた
馬車に乗っていたのは私達と __
不朽だけ
彼は急がずにゆっくり馬車を走らせた
そこで私も __
その礼儀に応えて
仕事や趣味のことを忘れることにした
子供たちが輪回しの競争をしている
休み時間の学校を通り __
見つめる麦の畑を通り __
沈む太陽を通り越し __
いや太陽が私達を通り越し __
夜露が寒さと震えを呼び込んだ
私のガウンも
ショールもレースだったのに __
そして馬車は家の前に停まったが
それは土の匂いがして
屋根はほとんどなく __
塚というようなものだった
それから何世紀も経ったが
馬の頭を永遠へと向けた __
と思った最初のあの日よりも
短く感じる 712